老後の資産設計において見落とされがちな重要な視点が「取り崩しながらも運用する」ことです。
退職金取り崩しシミュレーション
定年退職時の退職金(管理・事務・技術労働者・大学卒の60歳定年退職金平均)約2,256万円を60歳から取り崩し始め、毎月12.3万円を取り崩し続けた場合:
| 利回り | 資産が尽きる時期 |
|---|---|
| 0%(運用なし) | 約15年後(75歳) |
| 年利1% | 約16年後(76歳) |
| 年利3% | 約20年後(80歳) |
| 年利5% | 約29年後(89歳) |
「老後は安全資産へ」は正解ではない
人生100年時代を想定すると、90歳・100歳まで資産が持つかどうかを考えなければなりません。運用利回りの差が、老後の資産寿命を大きく左右することがわかります。
「老後になったら全部安全資産に移す」という考え方は必ずしも正解ではありません。インフレリスクや長寿リスクに対応するためには、老後も一部の資産を適切に運用し続けることが重要です。
新NISAは売却時まで非課税が継続するため、老後の資産活用にも活用できます。60歳以降も新NISAを活用した保有・運用を継続しながら、必要な分だけ取り崩すという戦略が有効です。