「銀行に預けておけば安心」という時代は終わりました。
1990年の定期預金平均金利は年6%前後でした。1,000万円を1年預ければ約60万円の利息がついた計算です。しかし現在(2025年)は大手銀行の定期預金金利は年0.1%前後。1,000万円預けても年1万円程度です。
72の法則
「72の法則」という計算方法があります。72を運用利回りで割ると、資産が2倍になるまでの年数がわかります。
- 金利0.1%なら 72 ÷ 0.1 = 720年
- 年3%で運用できれば 72 ÷ 3 = 24年で2倍
インフレによる実質価値の目減り
現在のインフレ環境では、物価が上がる分だけ預金の実質価値が目減りしていきます。年2%のインフレが続いた場合、10年後に1,000万円の実質的な購買力は約820万円相当になります。預金残高は変わらなくても、実際に買えるものが減っていくのです。
対策の基本
全資産を一度に投資するのではなく、生活防衛資金(生活費3〜6ヶ月分)は預金で確保しつつ、それ以外の余裕資金を新NISAやiDeCoを活用して運用することが基本的な考え方です。
長期・積立・分散投資を組み合わせることで、短期的な価格変動のリスクを抑えながら資産を育てることができます。