老後資金の準備でよく比較されるiDeCoとNISA。どちらも運用益が非課税になりますが、性格は全く異なります。
iDeCoの特徴
iDeCoの最大の特徴は「掛金が全額所得控除」になることです。年収500万円の会社員が月2万円拠出すると、年間約4〜5万円の節税効果があります。ただし原則60歳まで引き出せないため、老後資金専用の位置づけです。
NISAとの比較
NISAは「いつでも引き出せる」柔軟性が特徴です。老後資金だけでなく住宅購入・教育費など様々な目的に使えます。
2024年12月〜2027年の改正
2024年12月の改正でiDeCoの掛金上限が拡大されました。確定給付企業年金などに加入している会社員は、従来の月額12,000円から最大20,000円に引き上げられました。さらに2027年1月から拠出限度額が大幅拡大予定です。
- 企業年金のない会社員:月額23,000円 → 62,000円へ
- 自営業者:月額68,000円 → 75,000円へ
- 加入可能年齢:65歳未満 → 70歳未満に延長
使い分けの基本方針
まずNISAで流動性の高い資産形成を行い、余裕があればiDeCoで節税しながら老後資金を積み立てる、という順番が多くの人に適しています。