老後の収入の柱となる公的年金。その仕組みを正しく理解しているかどうかで、老後の準備の方向性が大きく変わります。
公的年金の2階建て構造
1階部分:国民年金(基礎年金) - 20歳から60歳までの全国民が加入します。
2階部分:厚生年金 - 会社員・公務員が加入し、給与に応じた上乗せ給付を受けられます。自営業者・フリーランスは1階部分のみです。
2025年度の受給額目安
- 国民年金(基礎年金):月額約68,000円
- 厚生年金(夫婦2人分の標準的な年金額):月額約237,279円(2026年4月改定値)
ただしこれは標準的なモデルケースであり、実際の受給額は加入期間や収入によって大きく異なります。
ねんきん定期便の読み方
「ねんきん定期便」は日本年金機構から毎年誕生月に送られるハガキです。50歳以上用は65歳以降に受け取れる老齢基礎年金と老齢厚生年金の受取見込額が記載されているため、特に重要です。
確認すべきポイントは2つです。
- これまでの年金加入期間(月数)
- 65歳以降に受け取る1年間の見込み額
また「マクロ経済スライド」という仕組みにより、年金給付水準は物価の伸び率よりも低く抑えられる傾向があります。少子高齢化が進む中、自助努力による老後資金の準備が不可欠な理由はここにもあります。